取扱事例 (危険品定温輸送)
お客様からお預かりした大切な商品を温度変化による品質劣化から守る為、
当社の永年培った実績をもって適切な温度を保った一定温度輸送で品質維持し安全・確実にお届け致します。
多くの製品は低温輸送に該当しますが、冬期、寒冷地においては製品凍結を避けるために外気よりも高温を保った輸送対応も行っております。
なお、コンテナ内の温度はマイナス25度~プラス25度の間で設定可能です。
また、国内消防法及び国際間輸送上、危険品に該当する貨物の定温輸送も取り扱っております。
輸送実績事例
2004年から荷主様と共同でリーファーコンテナを使用した危険品海上定温輸送を構築し、
温度管理が要求されるデリケートな製品を継続して定期的に輸出しております。
当該製品は国内消防法に該当しマイナス温度維持が必要な貨物ですので、特殊梱包後、即座にリーファーコンテナに積込み輸送します。
梱包作業
それぞれの製品の特性及びサイズに合わせた梱包を用いて製品の損傷を抑制します。
また、輸出国によって規定が異なりますが、各国の規定に沿った消毒済の材木を使用し梱包を行います。
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本件の輸出国は熱処理消毒された木材を使用しなければならない為、熱処理済スタンプが捺印された木材を使用して梱包を行います。
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包材内での荷崩れにより製品の破損を回避する為、製品形状に合わせた木箱を作成します。
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製品を木箱に配置し、空いた隙間には緩衝材を加え、最後に天板を固定し梱包完成。
バンニング・ショアリング作業
一定温度に設定されたリーファーコンテナに貨物を積込む際、海陸輸送中の振動・揺動でコンテナ内の荷崩れ防止の為、貨物を固定します。
リーファーコンテナの床面はドライコンテナとは違い板張りではない為、釘で固定する事はできませんので、最大効率を考えたプランニングを設定し、商品に合わせた作業行程のなか、事故のない適正且つ貨物及び輸出国に応じた特殊なショアリングを行います。
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バンニング前日から電源を入れ、コンテナの動作チェックを行います。
万が一エラーが発生した場合は、早急に代替コンテナを手配致します。 -
バンニング開始。
振動・揺動でコンテナ内の貨物が「跳ねない」様に、木材を使用し貨物を固定します。 -
輸送中にコンテナが開扉されたか判断する重要な資料となることから、バンニング完了後、ドアを閉めセキュリティーシールで封印。
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輸送完了までコンテナ搭載のデーターロガーにて温度履歴を記録。
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コンテナがヤードに貨物が搬入された後、船積されるまでは引き続き電源を繋ぎ定温保管されます。
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出荷地からコンテナヤード間の輸送もMG(モータージェネレーター)を備えたシャーシを使用しコンテナ内の温度を一定に保ちます。